続き

オタッキー&翼を見終わってまず最初に思ったのは「向さん遠慮したな」と言う事。「え!あれで」とか思われるかもしれませんが。オタから見たらゆるかったです。

しかし天津の出演する「baseよしもと」といえば客の大半はアニメオタクではない女子中高生。しかも今回の「オタクイベント」ですら男性は数えるほどしかいなかった。それならばこのゆるさでも一般人なら十分オタクイベントだったはず。そしてその客層を読みきったイベント作りは見事。

アニメ会とはりけ〜んず前田さんのライブは男性客の方が多いです。お笑いライブでこれはかなり珍しい現象です。そしてその客が向さんのソロライブを見たらやはり「ゆるい」と思うでしょう。

2ちゃんねるはもはや有名だしOYDのコントも誰でもわかるオタ用語をオタの方にでなくわかりやすくしてたしこのキャラ大好き!も「NARUTO」「BLEACH」など女性向けの漫画から選んでるし編集者原口でもほんとにオタッキーなネタは全くウケてなかったし。グレート萌えティーチャー向先生はかろうじてそれっぽかったかな。

しかし

時折出てくる本気のオタクネタに僕は向さんの本当の叫びを聞いたような気がする。ちょっとでもマイナーな単語には全く無反応。これは他のオタク芸人のライブでも「あー俺その漫画見てねぇー」と置いていかれる事はある。しかしそんな時は他のお客さんがわかってて笑ってる。それくらい「オタク偏差値」の高い集まりだ。アニメ会も前田さんも地道にオタク芸人として活動してようやくそういったファンをつかんだ。

しかし今回のお客さんはいつものbaseのお客さん。このまま向ソロイベント第2弾が開催されたらやはり「base」の客層にあわせたしまりのないただ気持ちの悪いオタクを見に行く と言うライブになってしまう。クオリティも下がるだろう。オタクからすれば見てられないイベントになる。

真のオタクネタ→通じない 客席から女子高生が見て自分でもわかるアニメの単語にのみ反応し最初のただ歌ってるだけのような感じが一番オタクっぽい→満足

こんなオタクライブに未来は無いわけで。

いやまぁ僕が向さんなわけじゃないので。そういうライブをしたいのかもしれないし。

しかし出来れば向さんには前田さんの単独ライブを見に行ってもらいたい。
VTRがありコントがあり。構成はほとんど一緒。しかし内容はメジャーリーグと駆け出しの草野球ほどの差がある(向さんは1回目だからしょうがない部分もあるが)
しかも草野球から内容がさらに落ちる可能性大。向さんも言ってましたが次は「ジャングルインディペンデントシアター」でやりましょう。女人禁制で。

色々書きましたが僕は今回満足なんです。baseで「黄色いバカンス」が聞けるとはw 何せ今まで1人もこういうライブをする人がいなかった。そしてライブの中に「遠慮」がまだ見えた事。いくつかちりばめられた「わかる奴だけわかってくれ!」なネタ。確かに受け取りました。